大分駅ビル22階建て、屋上に露天風呂
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JR九州(本社・福岡市)は15日、大分市のJR大分駅に計画している駅ビルの概要を発表した。大規模な商業施設を核に、シネマコンプレックス(複合型映画館)、ホテルなどが入る9階建て(地下1階)。ホテル部分は22階建てタワーになり、高さ85メートルの屋上には中心市街地や別府湾を一望できる棚状の露天の温浴施設を設ける。日本の美を感じさせるオブジェや木を随所に配した空間にし、アジアからの観光客も呼び込む。
ビルは高架化工事の完成に伴い撤去される在来線の跡地(約2万平方メートル)に建設。延べ床面積は約11万3600平方メートル。地上1?4階は専門店やレストラン街、シネコンで構成し、店舗面積は約3万1千平方メートル。屋上庭園(7?9階)にはJR博多駅ビルでも人気の「鉄道神社」などを設け、憩いの場にする。
東側のタワーには200室規模のホテルと、サウナやエステもある温浴施設を整備する。ビルの駐車場は920台分。駅南口にできる駐車場と合わせて約1800台を収容できる。
九州の駅では最大の広さになる駅前広場の一角には、大屋根を設置。さまざまなイベントに活用する。
投資額は150億?200億円。商業施設は流行を見極めるため、誘致するテナントをオープン直前まで慎重に検討。年間200億円の売り上げを目指す。
高架化完成後の来年4月、現在の大分駅の撤去に着手。2013年春に駅ビル本体の工事に入り、15年春のオープンを予定している。来春から駅北口は「府内中央口」、南口は「上野の森口」にそれぞれ名称を改める。
唐池恒二社長は「東九州(エリアの収益強化や地域活性化)をにらんだ大プロジェクト。地元の商店街とも協力しながら、中心市街地のにぎわいづくりに貢献したい」と話した。【2011/11/16付 大分合同新聞】
◎東日本大震災以降、暗いニュースばかりで、それに追い打ちをかけるように大分パルコの撤退などが話題となりましたが。私たちの大分も新しく生まれ変わろうとしています。とても心躍る情報だったので、HPに記載させて頂きました。