『備え』に活用を 防災情報リンク

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南海トラフ巨大地震の浸水予測図(大分県のホームページから)

地震、津波をはじめとする災害に備えるには地域のリスクを知ることが不可欠だ。防災関係の各機関はホームページで災害予測情報を公開している。自分が住む地域や職場のある地域にはどのようなリスクが潜んでいるのか。ぜひ確認を。
 
 【県内の津波予測図】
 ▽県「大分県津波浸水予測調査結果(確定値)」
 http://www.pref.oita.jp/soshiki/13550/shinsuiyosokukakuteiti.html

 南海トラフ巨大地震、別府湾地震、周防灘地震の各地震について、津波で浸水が予測される地域を地図で示している。「津波が堤防を越えたら破堤する」場合と、より被害が深刻な「津波が機能しない」場合の両方のケースを想定している。
 
【南海トラフ地震の想定】
  ▽内閣府「南海トラフの巨大地震に関する津波高、浸水域、被害想定」
 http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku_wg/nankaitrough_info.html

 津波の浸水予測図に加え、市町村ごとの最大津波高や津波到達時間、最大震度、都道府県別の人的被害・建物被害などの予測を一覧表で示している。津波が発生する場所や気象条件など各種のケースに分けて想定。2013年3月に被害想定を追加発表。
 
【活断層の分布】
  ▽産業技術総合研究所「活断層データベース」
 http://riodb02.ibase.aist.go.jp/activefault/

  ▽国土地理院「都市圏活断層図」
 http://www1.gsi.go.jp/geowww/bousai/menu

  県内の活断層は特に日出町?日田市天瀬町や別府湾、周防灘に密集。大分、別府の都市部にもある。産総研のサイトは、各断層の平均活動間隔や今後30年以内の活動確率などデータが豊富。国土地理院の図は一部地域だが、断層の位置や地質が詳しく分かる。
 
 【地震・震度の予測】
  ▽防災科学技術研究所「J―SHIS地震ハザードステーション」
 http://www.j-shis.bosai.go.jp

 「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」など各種の情報を「J?SHISマップ」上に表示できる。なお、大分市の県庁付近が30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率は51.0%。
 
 【津波の浸水域、海抜】
  ▽大分大学工学部「大分県沿岸部津波浸水シミュレーション」
  http://www.arch.oita-u.ac.jp/urban/tsunami/

  海抜に基づく浸水予測やアニメーションを公開。どの程度の水位でどこまで浸水するかの目安が分かる。
 
 【地震に伴う各種被害】
  ▽県「大分県地震被害想定調査」
  http://www.pref.oita.jp/soshiki/13550/higaisoutei.html

  2006?07年度の調査。県内で予想される地震を5種類・6ケースに分け、それぞれ人的被害や建物被害、火災、液状化、斜面崩壊などについて想定した。
 
 【市町村のハザードマップ】
  ▽国土交通省「ハザードマップポータルサイト」
  http://disapotal.gsi.go.jp

 全国の市町村が公開しているハザードマップにリンクしている。地震、津波、洪水、土砂災害、火山など各種の防災地図が閲覧できる。

◎東北大震災から2年余りが経ちました。私たちの大分県でも、完全保存版の冊子として県が災害対策マニュアルを配布するなど精力的に活動されており、県民の皆様も防災意識が高まっていると思います。上記でご紹介したサイトでは、いち早く災害に関する情報が得られますので、今後のご参考になさって下さい。