日出町が防災マップを作成/地震対策について

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日出町は、災害時の避難場所や被害予想区域を地図上で色分けした「日出町防災マップ」(計1万5千部)を作製した。より拡大した見やすい地図で迅速に行動してもらおうと、マップは町内を7地域に分割している。町報と一緒に全戸配布する。

マップは開くとA1判になるよう八つ折りの状態で配布。町が作製したのは今回が2度目だが、東日本大震災の教訓から想定される津波の到達点をより広範囲に拡大。既存の避難場所で浸水の恐れがある場所を指定から外すなど、抜本的に改訂した。

県が調査した「南海トラフ巨大地震」の被害想定(震度5強)を基に、地震や津波で想定される被害規模を段階別に色分けしたのが特徴。規模に応じて避難場所を2パターンに分けた他、台風による土石流やがけ崩れ、最寄りの避難場所やAED(自動体外式除細動器)の設置場所なども記載している。
裏面には、緊急連絡先や非常持ち出し品チェックリスト、地震時の行動や応急手当ての対応をイラスト入りで紹介。今後、町内に移り住む人に対しては町役場で随時配布する。町のホームページでも閲覧できるよう準備を進めている。

町総務課は「家族全員でマップを確認し、有事にパニックに陥らないよう心掛けてほしい」と話している。
問い合わせは同課(TEL0977ー73ー3150)まで。【大分合同新聞より】

【地震対策・家の内外安全対策】
■家の周囲の安全対策
窓ガラス→飛散防止フィルムをはる。
ベランダ →植木鉢などの整理整頓を。落ちる危険がある場合には何も置かない。
ブロック塀・門柱→土中にしっかりとした基礎部分がないもの、鉄筋が入ってないものは危険なので補強する。ひび割れや鉄筋のさびも修理する。
プロパンガス →ボンベを鎖でしっかり固定しておく。
屋根→不安定な屋根のアンテナや、屋根瓦は補強しておく。

■安全なブロック塀の目安
鉄筋はきちんと入っているか。
基礎はしっかりしているか。
控え壁は設置されているか。
すかしブロックや面とりブロックなどの化粧ブロックはできるだけ使用しない。
傾きやひび割れ、破損箇所などはないか。
よう壁や石積みの上に設置していないか。
盛り土や土止めになっているか。
新たにつくるときは安全な生け垣やネットフェンスにする。

■家の中の安全対策
家の中に逃げ場としての安全な場所をつくる→部屋が幾つもある場合は、人の出入りが少ない部屋に家具をまとめて置く。無理な場合は、少しでも安全なスペースができるよう配置換えする。
寝室、子どもやお年寄りのいる部屋には家具を置かない→ 就寝中に地震に襲われると危険。子供やお年寄り、病人などは逃げ遅れる可能性がある。
家具の転倒や落下を防ぐ→家具と壁や柱の間に遊びがあると倒れやすい。家具の下に小さな板などを差し込んで、壁や柱に寄りかかるように固定する。また、金具や固定器具を使って転倒防止策を万全に。
安全に避難できるように、出入口や通路にはものを置かない→玄関などの出入口までの通路に、家具など倒れやすいものを置かない。また、玄関にいろいろものを置くと、いざというときに、出入口をふさいでしまうことも。

◎東大地震研の平田直教授らの発表(地震研の手法は観測データが増えると再計算が必要で、そのたびに確率も変わる)は、2012年1月23日頃の報道では、『マグニチュード(M)7級の首都直下地震が今後4年以内に約70%の確率で発生するという試算』2月5日頃の報道では、『東京大学地震研究所のチームは、東京や神奈川、千葉など南関東でマグニチュード(M)7級の首都直下型地震が起こる確率が、今後4年以内に50%以下との試算』でした。今後、高い確率で大型地震が発生する恐れがあると予測されています。各ご家庭で災害対策を今一度見直してみて下さい。上記、地震対策は大分県のHPより抜粋したものです。ご参考になさって下さい。