クレジットカード情報のセキュリティーについて
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先日、大手電子掲示板サイト2チャンネルの、2ちゃんねるビューア利用者情報が約3万件分流出した事が分かった。同掲示板サイトの運営元はウェブサイト上でその事を明らかとし、流出した情報は今現在削除されている。流出情報の中には政府関係者と見られる物も含まれており混乱が広がっている。
では、私たちユーザー側としては、今後どのような対策を講じていくべきなのだろうか。先々、どのサイトが安全でどのサイトが危ないなど予測をつける事は難しく、ネット上にカード情報を打ち込む事に躊躇している方も少なくはないと思う。
ここでは、従来から行われてきたカード情報を抜き取る犯罪の手口をご紹介し、皆様のセキュリティー意識の向上に繋がればと思います。
◎カード犯罪とは
キャッシュカードなどの磁気データを盗み(スキミング)取ったうえで、そのデータ情報をもとにカードを偽造し、預金などを引き出す犯罪です。
■キャッシュカードの磁気データ並びに、暗証番号を盗む手口
【銀行、コンビニのATM編】
イ、ATMのカード挿入口に、外付けのカード読み取り口機を設置し、利用者がカード挿入した時に磁気データを盗み取る。
ロ、ATMの周辺に小型カメラを設置し、カードの暗証番号を盗撮する。
【ゴルフ場などでの手口】
イ、セーフティーBOX(ロッカー)の周辺に小型カメラを設置し、セーフティーBOXを開ける為の暗証番号を盗撮し、セーフティーBOXから財布やキャッシュカードなどを盗み出す。
ロ、カード読み取り機を使って、カードの磁気データを盗み取る。
ハ、セーフティーBOXを開ける為の暗証番号や、運転免許証などに記載してある生年月日から、暗証番号を雑推する。
ニ、スキミングした事がバレないように、盗み出した財布やキャッシュカードは元(セーフティーBOX)に戻す。
■被害に遭わないためには
・キャッシュカードの暗証番号は生年月日(その反転)など雑推されやすい番号にしない事。
・ATMの周辺に不審な機器(カメラ、読み取り口)が設置されていないか注意する事。
・セーフティーBOXや、ロッカーの周辺に不審なカメラがないか注意する事。
・セーフティーBOXや、ロッカーの暗証番号は、キャッシュカードと同じ番号にしない事。
※小型カメラなどは一般の方では、元々防犯カメラとして設置されているものか、犯罪用に設置されたものか見抜く事が出来ないと思います。不審と思ったら迷わず、ATM係員に申し出て下さい。一人一人の意識が犯罪を防ぐ事に繋がります。大分県、犯罪ゼロを目指しましょう。